歯科と口腔外科の違い

>

専門領域での治療

歯が健康であるためには

お口の中の健康を保つのは、普通にケアしているのが大前提としてあります。
しかし、普段ちゃんと磨いているつもりであっても、虫歯が一本もなくても50歳すぎで歯周病によりほとんどの歯を失うことになってしまうといった人もいます。
きちんと食事を口から食べる人は唾液腺が刺激されて、口腔内を湿潤にたもちやすくなり、汚れや歯垢を洗いながし、ブラッシングでもとりやすくしてくれます。
脳梗塞などで麻痺がのこり、呂律がまわらなくなった人は食事の残渣が口腔内に残りやすくなります。そのため、口の中の清浄が保ちにくくなり、歯周病などのトラブルが起こりやすくもなります。
食べる、お話をする、といった普段、健常者たちが当たり前に行っている日常生活動作ですが、口の中の健康を保つためには不可欠な重要な行為なのです。

うまれたときからのケアが必要なお子さん

口腔外科領域の中でも、小児など奇形がある場合は特殊な治療となります。
比較的よくある手術は舌小帯といわれる下の裏側の筋が短縮している部位を切除するものです。
小児科の医師の中でも舌小帯を切るか、切らないかというところは意見が分かれるところではあります。
しかし、赤ちゃんの場合はミルクが飲めないといった事象がおきている場合は命に関わるところともなってきますので、手術の適応となりえます。
特に、口腔内だけではなく口唇裂や口蓋裂などの奇形をもつ赤ちゃんは、成長をみていずれ手術をすることが必要となってきます。
ある程度体重と月齢が増えて、手術ができるようになるまでの期間、ミルクがのめるようにするためのマウスピースや装具をオーダーメイドで作るといった工程も口腔外科の大事なお仕事です。
食事だけではなく、お話をしたり、ものを飲み込み、咀嚼したりといった生命活動以外の部分でもお口の役割は多くを担っているのです。